Claude Code を運用に組み込んで以降、私(大竹)の側から発信する制作物が短期間で大きく増えました。
一人で抱えるには量が増えてきたので、本資料で全体を一度俯瞰し、柏崎さんと私の担当ラインを明文化することを提案します。
本日の目的は「全体像の共有」と「線引きの合意」です。個別の制作物の良し悪しの議論は別の場で行います。
まずスコープの確認。これだけの数が、ここ数ヶ月で立ち上がりました。
増え続ける制作物を全件レビューするのは現実的でなく、かといって全部私の判断で進めるのも危うい。 「誰の目に触れるか」で3層に分けて、コアだけ柏崎さんが必ず通る —— この基本構造を先に共有します。
中心 L1 が会員・オーナーが直接触れる「世界観そのもの」。外側に行くほど触れる人が限定的になり、ブランドへの影響度が下がる。
L1だけ柏崎さんが骨子段階で見ることで、完成後にひっくり返す手戻りを防ぎます。
L2/L3 は今後制作物が増え続けても柏崎さんの工数は増えません。
次の§03で、まず全ブランディング領域を1枚マップにし、その左右で「柏崎さん本来の射程」と「Otakeが運営派生で実装してきた領域」を並べて見ます。
本資料の主役は 左側=柏崎さん中心(ブランドの核) です。 物理タッチポイント・ブランドアイデンティティ管理・印刷物・LP・ショッパー等、本来BMが見るべき9カテゴリを一旦すべて並べました。 右側は、Otakeが運営派生で実装してきた Web制作物群 です。 ふたつのブロックを並列で見ると、柏崎さんから「自分の射程はここに9ある/Otake側はWebでこれだけ膨らんでいる」が一望できます。これが本日の役割分担相談の土台です。
物理タッチポイント / ブランドアイデンティティ管理 / ゲストの目に直接届く制作物
| # | カテゴリ | 含むもの(例) |
|---|---|---|
| 1 | ロゴ・カラー・タイポ運用 | ロゴ運用ガイド / 各種派生表現 |
| 2 | ブランド写真・映像 | 公式撮影プロジェクト / 撮影ディレクション / 写真選定 |
| 3 | 印刷物 | パンフレット / リーフレット / メッセージカード / 招待状 / 名刺 |
| 4 | ショッパー・パッケージ・ノベルティ | 紙袋 / 包装 / 贈答品 / アメニティパッケージ |
| 5 | 看板・サイネージ・物理表示 | 施設外観サイン / 館内案内表示 |
| 6 | 制服・ユニフォーム | スタッフ衣装 / 小物 |
| 7 | LP・キャンペーンページ | コレクション全体LP / 会員制度LP / 新規物件お披露目 |
| 8 | SNS・広告ビジュアル運用 | Instagram等のアカウント設計 / 広告クリエイティブ |
| 9 | 会員/滞在の物理タッチポイント | 会員カード / ウェルカムボックス / メニュー / サインカード |
これら9カテゴリは現状、整備度・担当ルール・更新フローいずれも仕組み化されていないものが多いと認識しています。 ここの一覧化と「どこから先に手をつけるか」のすり合わせ自体が、本日いただきたい最大の合意です。
運営の必要から派生して実装してきたWeb制作物群(=Claude Code 体制で量産可能になった領域)
| 施設 | 施設案内(裏表) | オーナー 月次 |
清掃 スタッフ用 |
施設専用 ツール |
整備 度 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| 会員版 | OTA版 | |||||
| Atelier Collection | ||||||
| Atelier 館山 | ● | ● | ● | — | — | 3/5 |
| Atelier 軽井沢 | ● | ● | — | — | — | 2/5 |
| Atelier 京都 | ● | ● | — | — | — | 2/5 |
| Atelier 逗子葉山 Pool Villa | — | — | — | ● | — | 1/5 |
| Harbor Collection | ||||||
| Harbor 南葉山 | ● | — | ● | ● | — | 3/5 |
| Harbor 南房総 | ● | ● | — | ● | — | 3/5 |
| Harbor 渋谷 | ● | ● | — | — | — | 2/5 |
| Harbor 九十九里 | ● | — | — | — | — | 1/5 |
| Core Collection | ||||||
| Core 軽井沢 I | ● | — | — | — | — | 1/5 |
| Core 河口湖 | ● | — | — | — | — | 1/5 |
| Core 軽井沢 II | ● | — | — | — | — | 1/5 |
| その他 (Signature / Auberge / 麻布台) | ||||||
| YAMATO 晴海 | ● | — | — | — | — | 1/5 |
| Kawakyu Auberge 南紀白浜 | — | — | — | — | ◐ | 1/5 |
| YAMATO 麻布台 | — | — | — | — | ● | 1/5 |
| ●充足数 | 11/14 | 5/14 | 2/14 | 3/14 | 2/14 | — |
| カテゴリ | 内容 | 整備度 |
|---|---|---|
| 会員ポータル | yamato-prc.com トップ / 施設一覧 / 会員制度説明 / 会員向け横断ハブ | ● |
| オーナー向け横断 | オーナーポータル / オーナー会議資料 / 新規物件紹介 / オーナー宛アナウンス | ◐ |
| コレクション アナウンス | LINE配信 / メルマガ / シーズン企画告知 / 会員向け季節提案 | ◐ |
| ブランド共通制作物 | ロゴ・ブランド画像 / コーポレート資料 | ● |
右ブロック②の横断制作物のうち「ブランド共通制作物」「会員ポータル」は、本来は左ブロック 1(ロゴ・カラー・タイポ運用)・7(LP・キャンペーンページ)と直結する領域です。 重なりの整理は §04 の合意事項に含めています。
境界線の本質:
右側のWeb制作物群は「ゲスト/会員/オーナーの目に届く瞬間」を持つため、本来は左ブロックの基準が右ブロックにも適用されるべきです(=§04 PROLOGUE で扱う「線引きは媒体軸でなく到達点軸」)。
外向き5項目の充足状況(参考):
整備が進んでいるのは Atelier 館山・Harbor 南葉山・Harbor 南房総(各 3/5)、未整備が多いのは 麻布台・南紀白浜・Pool Villa などの新規寄り施設。
とくに オーナー月次のHTML化(2/14) は今後10施設以上で順次新規L1案件として立ち上がる見込みで、柏崎さんのレビュー対象はここから増えていきます。
本題に入る前に、ひとつ補足させてください。
私たちが扱う制作物には、長く「ビジネス文書」として扱われ、装いは二次的でよいとされてきたもの — オーナー月次レポート、運営の集計表など — が多くあります。Excel やスプレッドシートで十分、というのがこれまでの感覚でした。
ただ、これらがこれから順次 Web化 されていきます。Web化された瞬間、それは「数字を確認する道具」から「開いた時の体験」に変わります。色温度、フォントの呼吸、余白 — そのすべてがブランドの接触面になります。
オーナーは、私たちにとってとても大切なパートナーであり、同時に大切な受け手でもあります。ゲストにお出しするものに気を遣うのと同じ感覚で、オーナーにお出しするものも、できる限りおめかしして差し上げたい — それが今回 L1 にオーナーレポート系を含めている本当の理由です。
したがって担当ラインの線引きは、媒体(印刷物・Web・Excel・スプレッドシート)ではなく、「誰の目に届くか / その方が体験として開くか」 で引かせてください。これが、以下の①〜④の前提になります。
L1(会員・オーナー直接体験+契約・ブランド画像)は柏崎さんレビュー必須。
L2(一般・OTA向け)は方向性合意のみ、細部は私の判断で進める。
L3(運用・社内)は共有のみで完結。
この線引きを今日合意できれば、お互いの確認往復が半分以下になります。
L1案件は、完成形を見せる前に 骨子(A4一枚相当)の段階 で一度見ていただく運用にします。
完成後にひっくり返るのが一番もったいないので、判断点を前倒しにします。
避けたい言い回し(「お客様」「ご利用」「非日常」「ラグジュアリー単体」など)は既に蓄積されています。
柏崎さんから新しいNGや推奨表現が出たら、口頭ではなくその場で当該ガイドに追記しておけば、次回以降の私のアウトプットに自動的に反映されます(AI制作物の品質ガードに直結)。
・上記 ①〜③ の線引きを合意いただけるか
・L1 で「これは骨子段階で見たい/完成後で十分」の追加感覚があれば教えていただきたい
・現状 L2 に置いているものの中で「やはり L1 として見ておきたい」案件があればこの場で移動させたい